転職活動にかかる期間ってどれくらい?初めて転職する人向け、転職から入社までのスケジュール

初めて転職活動をしたとき、いったい何から始めたらいいのか、どんなことをするのか、どれくらい時間がかかるのか、イメージがつかず転職活動に踏み切れなかった思い出があります。

そこで、この記事では、転職活動開始から退職・入社までの一般的なスケジュールについてお伝えします。


転職にかかる期間は平均3か月~6か月

転職活動にかかる期間は人それぞれですが、一般的に3か月~6か月といわれています。はじめ「転職活動期間はおよそ3か月をイメージしてください」とエージェントの方に言われたとき、3か月後にはもう次の会社にいるという将来を想像して、「そんなに簡単に決まっちゃうんだ!」とびっくりしたのを覚えています。

一方、強い転職意志があったとしても現職との調整で次の会社への入社までの期間が思わず長引く可能性もあります。

転職は、人生の大きなターニングポイントとなります。望ましい転職をするために、理想の入社時期から逆算したスケジューリングをすることが大切です。


転職活動の流れ

転職活動の一般的な流れは下記の通り。


転職準備…自己分析や自分のスキルの棚卸をして、転職の軸を決める。そのうえで、どの業界・職種に応募したいかの情報収集を行う。

書類準備…履歴書・職務経歴書等、応募に必要な書類を準備する。

応募・面接…希望に合う求人を探し、応募・面接を行う。

内定・退職…内定時在職している場合は、退職交渉を行う。

※上記は転職活動の一般的な流れです。業種によっては、応募の際に書類選考だけでなくSPI等のテストを実施する場合があります。

それぞれのフェーズについてもう少し詳しく解説します。


転職準備って何するの?

今までの自分の経験を棚卸します。

どんな仕事をしたか?(法人営業、Webマーケティング、システムエンジニア…)

その仕事ではどんな役割だったか?(チームメンバー、リーダー、プロジェクトマネージャー…)

どんな成果を残したか?(売上目標150%達成、顧客獲得を50%効率化…)

その仕事によってどんなスキルが身についたか?

こういった棚卸作業は、履歴書や職務経歴書に書く自己PRにも繋がる重要な要素です。また、振り返りをすることで、今後はどんな環境で、どんな仕事がしたいのかを整理する機会にもなります。


書類準備では履歴書・職務経歴書を準備しよう

履歴書・職務経歴書を準備します。応募する職種によっては英語版の書類作成が必要になったり、志望動機書も準備する場合があります。

とくに職務経歴書は作成に時間がかかりますが、一度作ってしまえば転用できます。書類の作成にはぜひ時間をとって取り組んでみてください。


2通りの応募方法

転職活動をスタートする際、転職サイトに登録して自力で転職活動を行う場合と、転職エージェントに相談する場合の大きく2通りがあると思います。


ー自己応募の場合

リクナビ、マイナビなどの転職サイトや、Wantedlyなど採用SNSに登録して、企業の求人に対し直接応募する方法です。ビジネスSNSのLinkedInやビズリーチに登録すると、企業の採用担当者から直接「スカウト」が届く場合もあります。

自己応募は最もシンプルですが、

膨大に届く求人お知らせ情報の中から適切なものを選ぶ必要がある

面談の調整や、選考が進んだ際の給与交渉は自分でやる必要がある

など、転職初の人にとってはやや負荷が大きい方法です。

ほとんどの人が在職中に業務と並行しながら転職活動に望むことと思いますが、業務をやりながら就業前後の限られた時間で大量のタスクができることで、進捗が遅くなったり、場合によっては転職をあきらめてしまったりするかもしれません。一方転職を経験したことがある、次のやりたい仕事が明確であるという人にとっては、自己応募の方が活動しやすいという意見もあるかもしれません。


ーエージェント利用の場合

転職エージェントを利用する場合、専属のキャリアコンサルタントがつき、最初の自己分析、書類の準備から、求人の紹介、面談の日程調整、給与交渉、入社までをしっかりサポートしてくれます。企業によって、転職サイトに公開していない「非公開求人」があり、そういった情報はエージェントを通じてしか知ることはできません。また、求人票に書かれている職務内容に関しても、はっきりしたポジションがあるものと、「オープンポジション」として、企業の都合のいいポジションに配属される可能性がある求人がありますが、そういったあやふやな情報についても、エージェントが精査したうえでお勧めしてくれるので、休職者は無駄な労力を省くことができます。


企業の特色がでる面接のあれこれ

応募の際、たいていの企業は書類提出を求めます。その書類選考に通過した企業について、面接のため訪問することになります。面接については、企業によってどのような質問をするか、最終までに何回面接があるか、どのような観点で選考しているかが異なります。また、面接を受付する時間帯も、企業によっては平日就業時間のみのところもあれば、土日、夜間も受け付ける企業も様々です。

エージェント利用の場合は、過去の休職者の面接体験談を参照したり、そのエージェントに蓄積されたノウハウを活用することができます。

個性があるとはいえ、企業の人事担当が必ず訊ねる「お決まりの質問」もありますので、それは別のブログで書くことにします。


退職・入社に向けての手続きは余裕をもって

無事内定が決まれば、在職中の場合は退職に向けた相談をすることになります。退職の告知は、倫理的に最低1か月前にと言われていますが、企業によってその期間は異なりますので、うっかり告知時期が遅くなったことで入社が遅れる…ということがないように、就業規約等を確認しておきましょう。また業務の責任者である場合は、社内の引継ぎやクライアントとの調整で思いのほか時間がかかる場合があります。上司の強い引き留めに合う可能性もあります。

内定が決まったら終わりではなく、無事入社できるまでが転職活動です。この退職手続きに関しては、十分な余裕を持ったスケジュール組みをしましょう。

以上、転職活動の全体スケジュールと概要説明でした。

次回以降は、履歴書・職務経歴書の書き方や、面接で聞かれる質問について書いていきます。

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